こんにちは。
マーケティングコーチの新井政弘です。
受託開発が中心のソフトハウスにとって
受注案件に波があることは
常に悩みのたねです。
引合いが重なったときなど、
自社人員のみならず
協力会社やフリーの技術者たちを
かき集めることになりますが、
次の案件が決まらずに
プロジェクトが終了してしまった
ときなど、
技術者が社内で待機状態となる場合も
珍しいことではありません。
このとき、
他のプロジェクトへの応援や
社内システムのサポートなどに
参加できれば
待機人員も遊んでいることには
なりませんが、
そういったものがない場合、
何もやることがないといった
状態になりがちです。
自主的に勉強するとか
調査するとかもいいと
思いますが
待機しつつも会社に貢献している
とは言い辛いと思います。
そこで、今回私がご提案したいのは
待機人員をコーチとして
活用するという案です。
”コーチング”という言葉は
聞いたことがある人も
多いと思います。
その”コーチング”を
行う人のことを
”コーチ”、”ビジネスコーチ”、
といいます。
コーチングとは何かといいますと
”対話によって目標達成や課題解決を
図る技術である。”
と言えます。
どういうことかと言うと、
人は自分ひとりの頭で考えて
行動していると
常に同じ行動や結果になりがちです。
なぜなら、
今までの経験や知識をもとに
課題、問題を解決しようとすると
頭の中で考えることが
堂々巡りになってしまって
同じ結果になりがちです。
それを避けるためには、
今までと違う考え方を
しないといけないのですが
これは一人では非常に難しいことです。
それを質問という手法を用いて
新しい考えを気づかせることが
できるのが”コーチ”の役割です。
コーチングを行うことで
今まで一人で悩んでいたことが
解決する可能性が確実に高まります。
コーチングのスタンスは
”問題の解決策は必ずその人の中にある”
というものです。
その前提をもとに、
いかにしてその人から
考えを引き出せるか、
そして、その考えをもとに
いかに自発的な行動を
起こせるか
が目標となります。
私自身、コーチングを学び
実践したことで
メンバー自身から、悩みや問題の
解決策を引き出すことができ、
チームマネジメントを行う上で
大いに役立ちました。
よって、自社の社員が
コーチングを学び実践することで
例え待機人員であっても
他のメンバーに対して
有力なサポートとなり、
会社に貢献していることになります。
同時に、社員の生産性の向上や
マネジメントの効率化が図れ
結果的に会社全体に
さまざまなプラスの
効果を図れると確信します。
是非ともご検討ください。